大学案内

学長メッセージ

学長 眞鍋 穰

日々のささやかな努力が 自分を変え人を変えていく

大阪健康福祉短期大学へようこそ。この大学は、大阪の保育や介護の現場で働く方々や福祉の充実を願う人々の思いで出来上がりました。大学としては未熟ですが、長年保育・介護の現場で働いてきたベテランの講師陣と温かくみなさんを迎えてくれる実習現場があります。人生の今後について迷っていることがあっても、ここで学んでよかったときっと思えるようにみなさんと教職員と思いを共有し共感・努力してゆきたいと思います。日々のささやかな努力が自分を変え、人を変えていくということを実感していただきたいと思います。人間には、自分で選べないことが二つあります。生まれることと死ぬことです。この二つの大切な局面に密接に関わって、人としての存在の意味を常に考えることのできる仕事は医療や看護とともに人間社会になくてはならないものです。大学を出てこの分野に携わる方々との出会いと連携、また卒業して必ずしもこの分野に携わらなくとも、人間として共感し母校として皆様をサポートできる存在でありたいと願っています。

大阪健康福祉短期大学 学長 眞鍋 穰

本学のあゆみ

大阪総合福祉専門学校
1979年 「国際児童年」を記念して、社会福祉法人あおば福祉会が設立され、保育・学童保育関係者の協力で、堺市に新金岡センター保育園と大阪保育研究所を設立。
1985年 大阪保育研究所が、保育所の保母(保育士)や学童保育指導員の養成を研究事業として取り組み、附属「保育・学童保育専門学院」 を開設。
1992年 大阪保育研究所の経験を生かし、地域の要望に応えるために介護福祉士の養成をめざして、大阪総合福祉専門学校の認可を受け、4月に開校。
1996年 働きながら介護福祉士の資格が取れるよう、介護福祉士科Ⅱ部(夜間部)を4月に開設。
1997年 「保育・学童保育専門学院」を、「児童ケアワーク科」として大阪総合福祉専門学校へ発展的に統合。
2001年 指定保育士養成施設(卒業時に保育士資格が取得できる)として認可を受けられるように厚生労働省に申請。
2002年 指定保育士養成施設として認可を受ける。「児童ケアワーク科」を「児童福祉科」に名称変更。
2007年 3月をもって専門学校事業を完了。
大阪健康福祉短期大学
2002年 学校法人みどり学園「大阪健康福祉短期大学」開学。大阪総合福祉専門学校介護福祉科の伝統を受けついで、「介護福祉学科Ⅰ部・Ⅱ部」を開設。(2012年3月をもって介護福祉学科Ⅱ部を閉科)
2006年 大阪総合福祉専門学校児童福祉科の伝統を受けついで、保育士養成のための「子ども福祉学科」を開設。新校舎(3号館)が完成。
2007年 「子ども福祉学科」に「幼稚園教諭教職課程」を設置。
2013年 「介護福祉学科Ⅰ部」を「介護福祉学科」に名称変更。
2016年 学舎を移転。
2018年 「保育・幼児教育学科」を島根県松江市に開設。
2020年 介護福祉士養成を、大阪府堺市および島根県安来市の2校地で実施。
2021年 大阪の学舎を移転。

教育理念

  1. 本学は、健康と社会福祉の研究とその担い手の養成をつうじて社会の民主主義の発展に寄与する。
  2. 本学は、地域と結びつき、地域住民の社会的要請に応えるような、高等教育機関として健康と社会福祉の研究をおこない、その中でも実践的な研究を重視する。
  3. 本学は、健康と社会福祉の研究と教育の分野で他の高等教育機関と提携し、社会的に開放し、国際交流をはかる。

大阪健康福祉短期大学のアドミッション・ポリシー

大阪健康福祉短期大学は建学の精神と教育理念に基づき、以下のアドミッション・ポリシーを示します。

【子ども福祉学科】

本学科では、保育士資格・幼稚園教諭二級免許状の取得を目指します。本学の教育理念を理解し、学修を通して以下の目標を達成しようとする意欲のある学生を求めています。

  1. 子どもが好き、人間が好きで、いろいろな人とかかわりたい。
  2. 誰かのために、自分を生かしたい。あてにされる自分を発見したい。
  3. 人間のくらしや社会に関心があり、さらに理解を深めたい。
  4. いろいろな人と力を合わせて、子どもと一緒に自分も成長したい。

上記の目標に向かい、入学前の自分の生活や経験について振り返り、他者にそのことを伝える努力ができる学生を求めています。また、入学予定者には入学前教育に参加し、学修の準備を行うことを求めます。さらに入学後には、目標達成のための努力を惜しまない学生を求めます。

入学選抜においては、自分の経験を振り返り、そこでの学びを伝える力について面接を中心に評価を行います。受験形態によっては小論文・学力検査も実施し、多様な学生の受け入れを目指します。

【介護福祉学科】

本学科は、介護や社会福祉に関する学問を修め、介護福祉士国家資格の取得を目指す課程です。それらを鑑み、以下にアドミッション・ポリシーを示します。

  1. 「介護」や「福祉」について自ら考えようとする人
  2. 社会の成り立ちや自らの生活について、興味をもっている人
  3. 自ら進んで学ぶ意欲がある人
  4. 人間に興味をもっていて、他者とかかわることができる人
  5. 日常生活において他者に情報伝達したり、他者からの情報を受け取る能力を有している人

高校の授業や課外(クラブ)活動等の中で、自分なりに意欲・関心がもてるものに取り組み、アドミッション・ポリシーで掲げている各学力を身につけてきた学生を求めています。また、入学後も同様に、自ら意欲・関心がもてるものを見つけ、さらに学力を伸ばそうとする学生を求めています。

入学選抜においては面接を重視し、対話を通じて、アドミッション・ポリシーで示している各学力の評価を行います。また、受験の形態に応じて、面接とともに小論文や学力検査の試験も実施し、多角的に評価を行います。その中で、受験者自身のこれまでの体験や、そこから得られた学びの有無、自らの考えの在り方を評価します。なお、本学入学にあたっては、事前に、インタビューを通じて高齢者や障がい者の暮らしを学ぶことを求めています。